それは、保育園生活最後の給食の時間の出来事でした。
就学前クラスの「うちゅう」組をのぞいてみると、
そこはかなり異様な雰囲気・・・
最後の給食だというのに、なんだか妙に静かで、浮かない顔のこどもたち。
いつもだと給食の時は、みんなかなりテンションが上がっているのに・・・
なんと、メソメソ泣いている子までいます・・・。
てっきり最後の給食でしんみり寂しくなったりしてるのかなぁ、などと想像しつつ、
どうしたのか聞いてみると・・・
「(新)太陽さんがチーズいっぱい食べたから、足りなくなった!」
「宇宙さんのが、みんなの分には足りなくなっちゃった!」
「4人分足りない!」
今日はこどもたちに人気の納豆メニュー。
しかも、絶大な人気を誇る「チーズ納豆」です。
(とはいっても、納豆に角切りチーズが混ざっているだけですが・・・)
どうやら納豆に入っている角切りチーズの数が、うちゅう組の人数に足りなかった模様。
全員がまるでお通夜のように沈んだ雰囲気の原因は、なんと
ひとかけらのチーズ・・・
正直、「そこかいな・・・(笑)」と心の中で突っ込みを入れつつ、
されど人気の納豆チーズのチーズ・・・。
納豆の配膳をしたのは職員なので、新太陽のこどもたちの所為ではないのですが、
普段だと、一人2~3欠片は絶対入るのに、
たっぷりあるのは「納豆」だけで、
一人1欠片にしても人数分に足りてないという
こどもたちにとっては最後の最後に真剣な大問題が発生していました。
(確かに、納豆だけは配膳後も余ってましたが、チーズがまったく見当たらない・・・)
そこでこどもたちに尋ねてみました。
「確かに、今そこの中(配膳用のお皿)にある分にはもうチーズはないかもしれないけど、
保育園じゅう、どこを探しても、もう本当に、絶対ないのかな?」
最後の給食なのに、本当にそれでいいのか、
諦めるのが早すぎるのはないか、と。
すると2人のお友達がダッシュで調理室に走っていきました。
何かに気が付いた模様。
結局、職員分の納豆の中にあったチーズで解決しましたが、
危うくみんなの胡桃館の給食の思い出が、
「最後チーズなかった」になるところでした。
あぶない、あぶない。
先生たちには、配膳は大事件の原因になるので、
細心の注意を払って(笑)平等になるようお願いしました。
そんな教訓を職員に残しつつ、明日からは小学生。
みんな、元気でね!
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