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銀杏保育園
園のこだわり

栗を植えたよ・・・?

2015年9月16日 水曜日

 

夕方ごろ、事務室から園庭を覗くと、

宇宙組の子どもたち数名が、なんだか可笑しなダンスを踊っていました。

一列になって、頭上で合掌しながらの妙なスキップ。

あまりに笑いを誘うダンスだったので、何をやっているのか尋ねてみると・・・

 

こども「おまじない!」

わたし「え?何の?」

 

よくわからず、首をかしげていると別の子が、

 

こども「栗をうめたんだよ!」

わたし「・・・えぇ?栗?園庭に??」

こども「そうだよ!あそこ(植えた方向を指さす)。」

 

どうやら園外に出たときに、どこかで拾ってきた栗(?)を植えた様子。

 

こども「だからこうやると(頭の上の合掌を勢いよく突き上げるポーズ)生えてくるんだよ!」

こども「おまじない!テレビでやってた!」

わたし「へぇ、そうなんだ。生えてくるといいねぇ・・・。栗食べ放題になるかなぁ?」

こども「たぶんなるよ!」

 

実は、ここ最近園庭の改造計画を温めだしたところだったので、

内心、園庭のどこに植えたのか、

もし本当に生えてきたら子どもたちの気持ちを考えると抜くわけにもいかないから、

大丈夫なところに植えてくれたのか・・・ちょっとヒヤヒヤしてしまいました。

仕事そっちのけで「栗 発芽率」でインターネット検索してしまいました。

栗の発芽率は低いらしいのですが・・・いったいいくつ埋めたんだろう。

 

その後、担任の保育士とその話題になり、

あの怪しい踊りの正体を知ることとなる、その後のやりとりを話してくれました。

 

こども「まだ生えないね」(あの後しばらくおまじないダンスをやっていた模様)

担任 「そんなにすぐ生えてくるかな?」

こども「でも、テレビではすぐ生えたよ!○トロは生えてた!」

担任 「ふーん、テレビではね。さぁて、現実はどうかな・・・?」

こども「う~ん・・・」

 

もし発芽することになれば、その発見は春になるはずですが、

こども達は命の喜びを感じることになるのか、

はたまた現実の厳しさを知ることになるのか・・・神・・・でなくて、

トト○のみぞ知る・・・というところでしょうか。

 

なるほど、最近はどのクラスでもどんぐりが流行っていて、お散歩中にもどんぐり、

園庭でもどんぐりを拾ってきてはポケットに詰め込んでいます。

 

先週、太陽組のこどもたちが園庭の滑り台の奥に植えたどんぐりの木に

結構大きな実がなっていたのを拾ったばかりで、

その殻斗(帽子の部分)の形状や、実の大きさや形、葉の様子から、何の種類なのかを図鑑で調べ、

いろいろ見比べて、話し合い、こどもたちの結論は「クヌギ」という結論になりました。

(あとでこっそり銀杏保育園建設時の園庭図面を見てみましたが、本当にクヌギでした!)

 

秋の匂いがしはじめた中、追加の植栽はこどもたちに育成をお願いしようかな・・・なんて考えた午後でした。

 

事務局より