H29年度4月1日開園予定の銀杏保育園胡桃館(旧名称:戸塚分園)で実施予定の
年度限定型保育事業について、H29年3月10日より募集を開始します。
定員: 1歳児2名 2歳児3名
申請期間: 3月10日~3月18日(20時までに必着)
申請方法: 銀杏保育園宛に郵送のみ受付(保育所に直接持込みをされても受け付けられません)
必要書類、料金等の詳細は、下記(PDFが開きます)をご参照ください。
節分の日に事件は起こりました。
節分の行事と言えば、豆まき。
全国各地の保育園では、赤いのやら青いのが、子どもたちの泣き声の渦を発生させる日です。
朝から、銀杏保育園にも、もちろんやってきました。
これまでの銀杏保育園での豆まきは、職員は張り切って変装していましたが、
鬼の正体が、なぜか毎年、年長さんにはバレてしまい、イマイチだという課題が。
係の先生は考えました。
よりリアルに、バレないようにするにはどうすればいいか・・・。
今年は、人間ぽいところを更に隠し、鬼のパンツもビッグに制作。
鬼なサイズ感を出すために、さらなる詰め物をするためにはどうするのか・・・
お面は完全オリジナル、初のフルフェイスで、(1歳児担当の某先生力作!)
用心に用心を重ねて、子供に見つからない様にこっそり内職していたそうです。
そして、足を絵の具で塗ってリアルさを追求した本気の変装担当。
当日、子どもたちは青鬼の足が、
作り物には見えないリアルすぎる生青足なのをみて、
それまで、「去年とおんなじで、鬼は●●先生やろー」とへらへらしていたのが
一転、年長さんたち含め、みんなの顔色が変わりました。
大人は後で写真を見て、
うっかり手が人間のままやん!とか、
顔も足も色塗ったのに、肌色の体は謎やね・・・
という突っ込みはありましたが、(次年度の課題)
子どもたちには、目の前の現実よりも
はるかに大きなファンタジーの世界が広がっていたのかもしれません。
本気で逃げ惑うこどもたち。
もちろん大人は助けません。
子どもたちは自分たちの力でこの恐怖と戦わなければなりません。
いつもはやんちゃな子が棚の後ろに隠れたきり出てこなかったり・・・
普段とても控えめな子が、
涙をこらえてみんなを守りながら声を張り上げて、鬼に向かって豆を投げ続けたり、
普段の安全な生活の中では見せない、意外なこどもたちの姿もありました。
最後には、みんなでなんとか鬼にお帰り頂き、
自分たちの力で、困難を一つ乗り越えました。
しかし、ここで終わらないのが、今年は一味違う銀杏保育園。
豆まき終了後、みんなはいつもどおり、お散歩に出かけました。
きちんと戸締りをして。
しかし・・・
帰ってくると、園庭側の窓が開いているのを年長さんが発見・・・
「行く前にはきちんと戸締りしたのに!」
不安になるこどもたち。
おそるおそる中を見ると・・・
そこには、とても大きな足跡が。
点々と玄関に向かっていました。
午前中のリアル鬼訪問を思い出したこどもたちは、
「今日来た鬼の足はこんなに大きくなかった。あれは子鬼だったんじゃないか。」
「鬼のお父さんか、お母さんが迎えに来たんじゃないか。」
「今度は大人の鬼が来ちゃうかも!」
など、どんどん真剣にファンタジーの世界を広げていきます。
その日の夕方、事務室で仕事をしていると、玄関での親子の会話が聞こえてきました。
お母さん「今日の豆まき、どの先生が鬼だったの?」
こども 「今日は本物の鬼が来たんだよ!」
お母さん「え?●●さん(保育士)じゃなかったの?」
こども 「ちがうよ!●●さんは写真撮ってたもん!足跡ものこってるよ!ほら!」
是非、おうちでも、子どもたちに、今年の鬼はどうだったのかを聞いて
親子の会話を楽しんでください。
事務局より