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銀杏保育園
園のこだわり
2016年11月21日 月曜日

11月11、12日に、いつもお世話になっている、くらき永田保育園さんの15周年記念イベントにお邪魔してきました。

1日目は保育実践発表、2日目は園を挙げてのお楽しみ。子どもも大人も笑顔がいっぱいでした。

そこで開店していた、「木のスプーン作り」のワークショップに心が動いてしまいました。

荒削りの木スプーンを、サンドペーパーで磨き、オイルを塗りこんで仕上げる工程。

製作過程を根掘り葉掘り。   製作途中で時間がきたので家に持ち帰り、本日完成。

凝り性の私としては、キットで戴いたサンドペーパーではもの足らず、自前で、もっと細かい目のサンドペーパーをホームセンターで購入(♯600、♯1000)、ツルツルに仕上げ、一旦火を入れて水分を飛ばしたオリーブオイルに一晩浸けて(柘植の櫛は椿油に漬け込んで仕上げる事を思い出して応用してみた。)、布で拭き仕上げをしながら、布や手にひっかかるところを、オイルをつけた♯1000のペーパーでこすり落とし、布で磨き上げ、ついに完成!

未熟ながら、まあまあの完成度。(私にとって、完成度は重要な要素) 

 いつか、初めから自分でやってみて、子どもたちに教えてあげられるようになりたいな。

「ものづくり」って楽しい。    (Izumi)

                                                     

カテゴリー: 園のこだわり
2016年11月4日 金曜日

 

銀杏保育園は食に貪欲・・・いや、食育に積極的に取り組んでいる保育園です。

当然、毎日の食材も、できうる限り、国産であるとか、未加工品であることに拘っています。

先日、夕方に、年長さんが先日の芋ほりで収穫してきた薩摩芋を

天日干しにしていたので室内に取り込んでいました。

何をしているのか聞いてみたところ、「干すと甘くなるの!」とのこと。

この芋は、春に苗を年長さんが植えたものです。「今年のはちょっと小さい」とのこと。

ただ、おいしく食べるだけの食育ではなく、

食を育むものを知る、自らを育むものを経験として自然に生活の中に取り入れるということを

職員みんなで考えて、日々の保育に取り入れています。

尾頭付きの秋刀魚が丸のまま給食で登場したり、栗ご飯に入れる栗の皮むきを手伝ってもらったり・・・

ハロウィーンでカボチャ尽くしの給食だったり・・・

 

そんな食欲・・いや、食育の秋に2年前から大物が投入されました。

 

それは、松茸。

もちろん中国産でも、カナダ産でもありません。

正真正銘、大分県で採れた国産マツタケでございます。

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法人の母体園、福岡県にある、あじさい保育園の年長さんは、

毎年10月に大分県にある久住山に2泊3日で登山に行っています。

その通り道に、ちょうどこの時期にだけ、旬で地物な朝採り松茸の露店が登場します。

紆余曲折あり、毎年この松茸が、銀杏保育園に運ばれてくるようになりました。

img_0179 (←今年の松茸です)

当初は、年長さんが、日本の秋の味覚に親しむ・・・という、

年長さんだけ、調理前に匂いを嗅いだり、

給食外で、少量のお吸い物で香りを楽しむ程度のものでした。

一昨年は、お吸い物。

去年も、お吸い物。

 

ところが、ここへきて、これでは松茸が存分に感じられない、と職員から声が上がりました。

そんな燃え上がる職員の食欲・・・、いや、食育へのこだわりは、超級メニューを生み出しました。

年長さんだけ特別に、給食そのものを、

秋刀魚の尾頭付き、副菜、松茸のお吸い物、松茸ごはん

という超贅沢設定に。

しかも、松茸ごはんなんかは、香云々程度ではなく、ふんだんに松茸が・・・。

 

残念ながら、年長さんだけなので、他学年児や職員は、豚汁ときのこの炊き込みご飯だったのですが、

松茸も、他のきのこも、年長さんが手で裂いてくれたものです。

松茸が特にこどもの味覚に訴えるものかどうか、と問われると若干疑問も残ろうかというところですが、

(感想を聞くと、「おいしかった!!」そうですが・・・)

お手軽な、松茸味のお吸い物などを「これが松茸」と認識するより前に、

日本の文化的な秋の風物詩である松茸、

まず、その本物を知るという意味では、とても大切だと考えています。

 

本物の経験こそが財産だと考える、職員の深い保育へのこだわりが、子どもたちへの強い思いで

本部事務局に松茸代の支出を迫っている、と固~~~~~~く信じています。

事務局より

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