天気に恵まれ、いよいよ久住山登りの日が来ました。
朝一番に起きた子の物音で目が覚める子どもたち。
お寝坊さんはいませんでした。おきてすぐに、着替えや朝の準備、布団をたたんだりと子どもたちは大はりきり。
牧ノ戸峠登山口まで向かう車では、外を見て「やまなみハイウェイ」と看板の文字を呼読んだり、回る風車を見たり、ぷ~んと臭ってくる硫黄のにおいに、それはもう大はしゃぎ!!
「たまごがいっぱいのにおい~」と大笑いしていました。
登山口で、山岳ガイドの市瀬さんと合流し、山の神様へ一礼し、いざ久住山へ。
登山中はゴツゴツした岩場がほとんどで、安定している岩に手をかけ、足をかけ、しっかりと進んでいきます。
それでも砂利道などで足を滑らせてしまい、何度も転び、手を擦り、足を擦りと最初の方は涙々・・・でしたが、だんだん登りかた、手足のかけ方、転び方も上手くなり、自分たちだけの力で歩き進みました。
背の高い草道ではまるで探検!!キャッキャと草をかき分け、ズンズンと前進です。(後ろを振り向くと、子どもたちの頭までスポッと隠れるほどでした・・・
山登りでは、互いに道をゆずる事、すれ違う人同士挨拶をする事はルールです。
カミイさんは恥ずかしがって、小さな声で「おはようございます」と言っていましたが、しばらくすると慣れたのか、大きな声で挨拶出来るようになりました。山では道行く人のアイドルとなり、「どこから来たの?」「飯塚です」「ま~すごい!渡しのも後も入れようかしら~」と言われたり、また「君たちはどこの保育園?」「あじさい保育園!」「そう、僕たちは年金暮らし友の会だよ。」と面白いおじさんもいました。
そんな人との関わりもあり、無事山頂へ到着し、360度の絶景を見渡しました。青い空に、緑の木々が山の上のほうから少しずつ紅葉に変わり、素敵な景色を見る事が出来ました。(午前10時半頃登頂)
「カミイ組は、今まで登ってきた中で一番速い」と褒めていただき、歴代の記録を更新しました。
大きな怪我もなく、無事にカミイ組10名下山しました。山の神様と市瀬さんにお礼を言って、久住登山終了。
ご褒美にアイスクリームやブルーベリージュースなど、自分の好きなものを一つ買ってもらい、口に周りいっぱいに白ひげ、青ひげをつけ笑顔でした。
3日目は山の上からも見えた、「久住大吊り橋」そした「くじゅう自然動物園」に行く予定です。
明日も皆で楽しみたいと思います。
文責:田中