朝ご飯の良い匂いと包丁の音で目覚めた子どもたち。朝食をしっかりと食べてから、
牧ノ戸峠へと出発しました。
到着すると一番に目に入ったのは、ソフトクリームの看板!!
「ソフトクリームだ!」「わたしバニラがいい!」と登る前から頭の中はソフトクリームで
いっぱいのよう。
山岳ガイドの市瀬さんに挨拶をした後、エルマーシールを帽子に貼ってもらいました。
準備運動後、久住山に「よろしくおねがいします!!」と小さな声で挨拶を、もとい大きな声で挨拶をやり直して、いよいよ登山スタート!
初めの難関である長い階段では「ハァ~ハァ~」と息がこぼれていましたが、岩の道に変わると、表情も和らぎ、会話も出てきて、「雨ニモマケズ」の暗唱を全員で言いながら登る姿も見られました。
岩に囲まれた困難な道も、だんだんに手と足を上手に使えるようになり進む速度もア~ップ。
初めは、保育者の後ろを真似をして登っていましたが、頂上近くになるにつれて、自分で通りやすいルートを探せるようになり、短い時間の中での成長が凄い!!
お結び小屋(非難小屋)でおにぎりを1個。エネルギーチャージ!!
頂上へのアタック開始。「たかーい!」「1ばん」「わたし2ばん」と山頂標識に抱きつく子。遅れてくるお友だちに「Aくんガンバレー」とエールをくれる子、足がいたくなったお友だちの手を引き、一緒に山頂に連れて行ってくれる優しいリーダー。
ぶどうグループの団結力と思いやりの強さを、山登りであらためて感じることができました。
下山はスピードアップ!ご褒美のソフトクリームを目の前にちらつかせられ、途中で足を滑らせようが、転ぼうが、立ち上がり、歩き出していました。ソフトクリームは偉大!!
下山した後は、お世話になった市瀬さんと久住山に「ありがとうございました!」の挨拶をして、ソフトクリームにありつきました。(証拠写真有り)
帰路のタクシーの中では、「もう1かいのぼりたい!」とほとんどの子どもが言っていました。
どうぞ、ご家族で一度挑戦してみてくださいね。(とっても大変でしたよ~。)
楽しかった(苦しかった?)山登りでの感想は、帰宅後記憶が新鮮なうちに、お子さんに根掘り葉掘り尋ねてみてください。(笑)
あじさい山荘へ戻り、散歩へ。山登りをしたことを忘れ、夢中で遊ぶ子どもたち。
鯉に餌をあげたり、どんぐり拾いを楽しみました。
お楽しみのお風呂では、しっかりと体を温め、大好きなカレーの夕食をとり、
一人ひとり「おやすみなさい」と、今日も立派なお辞儀で挨拶をして、18時には全員が眠りにつきました。
明日は最終日!!たくさん楽しい(自然動物園で泣きそうな)思い出を作りたいと思います。
帆足 晴伽